英文解釈を得意中の得意にする方法
こんにちは、まひろです。
あなたは
「下線部①を日本語に訳しなさい」
という問題を見たとき、どう思いますか?
「難しそう……」
と思うのであれば、あなたはまだまだ京大英語で合格点を取れる領域へ到達しているとは言えません。
「下線部訳?そんなもんいつでもかかってこいよ!」
と思えるくらいにまで英語の訳出に関しては得意意識を持っていなければなりません。
英語の訳出に得意意識があまりなければ、京大に関しては、合格するのはかなり難しいです。
それほどまでに京大受験においては、英語の訳出は重要です。京大だけではなく、国公立大学では英文解釈の能力が必要となってくる場合が多いです。
この英文解釈については、正しく演習を重ねていけば必ず得意になりますし、得意にしなければなりません。
その演習をどのように続けていけばよいのか、それをこれからご紹介していきます。
注意点ですが、英文解釈の演習の段階へ進むまでに英単語・英文法であやふやなところが多いと行き詰まるところが多くなってしまうので、
英単語・英文法をしっかり身につけてから進んできましょう。遠回りのように見えてこれが一番の近道です。
演習の流れとしては、
「短めの英文解釈の問題」
から、入試問題の出題形式に非常に近い
「長文の中に訳すべき箇所が出てくる英文解釈の問題」
へと進んでいくのがよいでしょう。
短めの英文解釈をどんどんやっていく際には、英文解釈で毎回問われがちな重要事項を網羅しているものを扱う方が良いでしょう。
私は短文の英文解釈の演習をするテキストとしては、『基礎英文問題精講』を使用していました。
この『基礎英文問題精講』では、ただ単に英単語・英文法の知識があるだけでは訳しづらい文章なども多く出てくるので、
難しい訳出への橋渡しとして最適です。私自身この『基礎英文問題精講』が終わったころには英文解釈自体がだいぶ得意になっていました。
この一冊で英文解釈の実力が飛躍的にアップするという素晴らしいテキストなので、じっくりやってみてください。
ただし、全部やっていると時間がかなりかかってしまうので、ひとまず構文編・文脈編の例題をひたすら解いていきましょう。それ以外はできる時間があればで構いません。
『基礎英文問題精講』の構文編・文脈編の例題を2〜3週終わらせたら、次は『ポレポレ読解プロセス50』という問題集をやってみましょう。
『ポレポレ読解プロセス50』という問題集は、『基礎英文問題精講』より問題のレベルが一段階アップしています。
なので、『基礎英文問題精講』で培った英文解釈の力を実戦の場で確かめ、さらに伸ばしていくのがこのステップでの目標となります。
『ポレポレ読解プロセス50』を解いている際には、なかなか上手く訳せずに悩みに悩む場面もたくさん出てくると思います。
しかし、この辛い状況でもなんとか訳を作成する訓練をしていきましょう。この苦しみ抜いた後でできた解答こそ成長のための糧となります。
そして、このように難しい問題に立ち向かっていく経験は、次以降のステップに必ず活きてくるので、その苦しみを大事にしてください。
この問題集を2〜3回やり通せば、短文の英文解釈の段階は終わりです。
次は長文の中に英文解釈が存在した問題が掲載されている問題集をやっていきましょう。
この段階では、『英文読解の透視図』という問題集を使用するのが良いでしょう。
この『英文読解の透視図』は、これまでにやってきた勉強と『京大の過去問』をつなぐ橋渡しの役割を果たしてくれます。
この問題集の特徴は、何と言っても解説の詳しさにあります。予備校の授業に行っているような感覚を受ける人もいるくらいの丁寧さで解説がされています。
さらに、倒置や省略といった多くの受験生がつまづくポイントをしっかり網羅した内容なので、過去問を解くまでにそのようなポイントに対する対策を予め講じられる
という点で、とても良い問題集です。
この問題集の使い方としては、最初から順番どおりに問題を解いて行けば良いです。
この問題集まで終わらせると、英文解釈は得意中の得意になっているに違いないので、英単語・英文法の学習が終われば、すぐにでも英文解釈の学習に移りましょう。
ここまで来れば、京大の長文問題で合格点を取るまでの道のりは残りわずかです。